中高生に多いスポーツ障害 「捻挫」
部活動やクラブチームなど、スポーツを頑張る中高生にとって、ケガはできるだけ避けたいものです。
しかし、走る・跳ぶ・急に止まる・方向転換するといった動作が多いスポーツでは、思わぬ瞬間に足首をひねってしまうことがあります。
今回から「中高生に多いスポーツ障害」をテーマに、代表的なスポーツ障害をご紹介します。
第1回は「捻挫」です。
■ 捻挫ってどんなケガ?
捻挫とは、関節に強い力が加わり、通常の動く範囲を超えて関節が動くことで、靱帯などの組織を傷めるケガです。
スポーツでは特に足首の捻挫が多く、ジャンプの着地や走っている時の方向転換などをきっかけに起こります。
「骨が折れていないから大丈夫」と思われることもありますが、捻挫でも靱帯などが損傷している場合があります。
また、痛みがそれほど強くないからといって、必ずしも軽いケガとは限りません。
■ 中高生が捻挫しやすいのはこんな時!
① ジャンプの着地
バスケットボールやバレーボールなどでは、ジャンプから着地する際に足首をひねることがあります。
② 急な方向転換
サッカーやバスケットボールなど、急に方向を変えるスポーツでは、足首に大きな負担がかかることがあります。
③ 相手の足を踏んでしまった
ジャンプの着地などで相手の足を踏んでしまい、足首を大きくひねるケースもあります。
④ 疲れている時
練習や試合の後半など、疲労によって身体の動きやバランスが崩れている時には、思わぬケガにつながることがあります。
■ 捻挫をすると、どんな症状が出る?
代表的な症状は「痛み」と「腫れ」です。
- 足首を動かすと痛い
- 歩くと痛い
- 足首の周りが腫れている
- 押すと痛い
- 内出血が出ている
- 足首が不安定に感じる
特に、強い腫れや痛みがある場合、体重をかけられない場合などは、単なる軽い捻挫と自己判断しないことが大切です。
■ 「歩けるから大丈夫」は危険?
ここは非常に重要なポイントです。
「歩ける=軽症」とは限りません。
捻挫では、靱帯などの損傷があっても、痛みをそれほど強く感じないケースがあります。
また、日常生活では問題なく歩けるようになっても、スポーツをすると痛みや腫れ、足首のぐらつきが出ることがあります。
無理をして練習に復帰すると、再び足首を痛める可能性があります。
■ 捻挫をした直後はどうする?
スポーツ中に足首をひねってしまったら、まずは運動を中止することが大切です。
痛みを我慢してプレーを続けたり、無理に歩いたりすることは避けましょう。
患部を保護し、必要に応じて冷却や圧迫、挙上などの応急処置を行います。
■ 捻挫の後に大切なのは「復帰のタイミング」
「痛くなくなったから、明日から部活に戻ろう!」というのは少し待ってください。
日常生活で痛みがなくなっても、スポーツに必要な筋力・バランス能力・敏捷性などが十分に戻っていないことがあります。
その状態でいきなり元の練習量に戻すと、再受傷につながる可能性があります。
歩く → 軽く動く → ジョギング → スポーツ動作
というように、身体の状態を確認しながら段階的に復帰していくことが大切です。
■ 捻挫を予防するためにできること
① 練習前に身体を温める
いきなり激しい運動を始めるのではなく、軽いジョギングなどで身体を温めてから練習を始めましょう。
② 足首だけでなく、身体全体を整える
足首の柔軟性だけでなく、ふくらはぎや太もも、股関節などの動きも重要です。
③ 疲れている時は無理をしない
疲労が強い時には、身体の動きやバランスが崩れやすくなります。
「今日はいつもより身体が動かない」と感じた時には、練習量を調整することもケガの予防につながります。
■ 接骨院では何をするの?
捻挫をした場合は、まずケガの状態を確認することが大切です。
当院では、痛みの場所や腫れ、関節の動きなどを確認し、状態に合わせて施術やケアをご提案します。
- 患部の状態確認
- 足首周辺の筋肉・関節の状態確認
- 痛みに配慮した手技療法
- 必要に応じた物理療法・鍼治療
- 復帰に向けた運動・セルフケアのアドバイス
■ まとめ
捻挫はスポーツ中に起こりやすい身近なケガですが、「歩けるから大丈夫」「痛みが引いたからすぐ復帰」と自己判断するのは注意が必要です。
- 捻挫は靱帯などを傷めるケガ
- ジャンプの着地や急な方向転換などで起こりやすい
- 痛みや腫れが強い場合は医療機関への受診を
- 痛みがなくなっても、いきなり競技へ復帰しない
- 身体の状態を確認しながら段階的に復帰する
「足首をひねってしまった」
「捻挫したけど、いつから部活に戻っていい?」
「以前捻挫した足首が、また痛くなる」
このような場合は、無理をせずお気軽にご相談ください。

